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部活をやる子は勉強ができる?
部活をやると疲れて帰って来て勉強どころではない、といったイメージがありますよね。しかし実は部活を一生懸命やっている子どもは学力が高いという傾向があります。部活動をすることによって、運動部の場合は体を動かすことで脳も活性化し、上手く切り替えることができれば集中力や効率を高く保った勉強につながるのです。
部活に入らず、学校が終わるとまっすぐ家に帰っているからといって、自由な時間をすべて勉強に使うわけではありません。むしろダラダラして集中力が保てない性質が身についてしまうということもあります。
しかし、練習が激しすぎて家に帰る時間も遅く、体力がまったく残っていない、またはテスト期間中も休みにならないような部活動は勉強時間を浸食する恐れももちろんあります。そういった場合はなかなか勉強と部活の両立は難しいですが、実際に社会に出てみると、時間を上手に使って両立しなければいけないことだらけです。ここで上手く両立することが出来れば、将来大きく役立つことになるでしょう。
部活動と勉強を両立させるためのポイント
忙しい部活動を行いながらも勉強をおろそかにせず上手く両立している子どもは、以下の3点を守っています。
まずは、毎日決まった時間に集中して勉強すること。夕食を済ませてからの2時間だけ、例えば19時〜21時は必ず集中して勉強することに決め、21時以降の寝るまでの時間は好きなことをします。こうやって時間を区切ることでメリハリがつき、体もそのペースに慣れてきます。朝ご飯の前に勉強時間を設けるのもいいでしょう。
次にモードの切り替えをはっきりすること。勉強しながら途中で友達とLINEをしたり、テレビを観ながら勉強したり、途中で兄弟と遊んだり、といった「ながら勉強」や「学習時間の分断」はできるだけ避けることです。はっきり時間を区切ることで集中力がアップします。
最後に睡眠と食事をしっかりとること。帰りが遅くなった日には勉強するのを30分に減らしてでも食事と睡眠はしっかりとりましょう。そこで頑張って睡眠時間を削ったり食事を抜いたりしてしまうと、その後何日もペースの乱れを引きずってしまい、結果集中力の減退につながります。
部活が終わって伸びる子と伸びない子の違い
中学3年になると、受験のために部活を卒業しますよね。そこから一気に成績が伸びる子どもたちがいます。この傾向を見せる子どもたちの多くに共通しているのは、勉強と部活に共通点を見出すことに成功した、部活で苦手なことを克服できた経験がある、という点です。
部活を頑張っている子は集中力が高い、というように、時間の使い方の組み立てや集中するポイントなど、部活と受験勉強には多くの共通点があります。これを自然に応用できる子は、部活が終わってから勉強する時間が出来た分、成績がぐんと伸びるのです。
そして部活で苦手なことを克服した経験のある子は、何かわからない問題にぶつかったときにそれが克服できることを知っています。実際に克服するには誰かのサポートが必要な場合もありますが、克服できるとわかっていることによって投げ出さずに済むのです。
最後にもう1点、運動部などで試合経験のある子は、勝負に向かうときの気持ちの持って行き方を知っています。それによってテストで不必要に緊張したり空回りしたりということが少ないのです。このように、一生懸命部活をやって来たことは、受験勉強をする上で大いに役立つ点をたくさん含んでいます。