受験合格！家庭教師にお礼って必要？

受験合格した場合の家庭教師への謝礼は必要？

子どもが受験に無事合格すると、お世話になった家庭教師の先生に報告とともに感謝の気持ちでお礼をしたいと思う人も多いと思います。とくに「成績をぐんと伸ばしてもらった」「第1志望の学校に合格できた」「子どもが先生を慕って勉強が好きになった」などその先生だったからこそ良い結果に結びついた場合はなおさら感謝の気持ちは強いでしょう。

「謝礼とは、感謝の気持ちを表すための言葉や金品」と辞書にある通りに、感謝の気持ちがあれば素直に謝礼を渡すといいでしょう。ただ派遣されている家庭教師の場合は会社やセンターなどが最初から謝礼を断っている場合もあると思います。そのような場合でも個人的に渡せれば現金ではなく商品券などでさりげなく気持ちを表してもいいと思います。

一方で家庭教師は、塾のようにたくさんの生徒の中の一人ではなくその子のためだけにマンツーマンの指導をしている点から謝礼をするのが一般的だという考えもあるようですが、謝礼は気持ちの問題なので強制ではありません。お世話になったとしても家庭教師に対する対価である月謝をしっかり払っているから謝礼は一切しないと考えることも自由なのです。

謝礼ってなにを渡せばいいの？

家庭教師の謝礼は、現金・商品券・図書カードといったところが一般的なようです。プロの家庭教師の場合はできれば現金の方がいいという話もよく聞きますが、現金を渡すのに抵抗があれば商品券などでもいいでしょう。また商品券だとお店が限られていたりお釣りの出ない商品券もあったりして最近はあまり使われていないようにも思います。代わって人気が出ているのがアマゾンギフト券の謝礼です。住所が分からなくてもメールアドレスさえわかればプレゼントできる点でも便利です。先生が年長者や格式にこだわった方でなければ、意外に使えて喜ばれる謝礼にもなるようです。

学生の家庭教師の場合はこうしたアマゾンギフト券や図書カードなどがいいでしょう。学生なので現金を渡すより、お互い気持ちもいいと思います。

またハンカチやネクタイなどのプレゼントと一緒に図書カードやクオカードなどをつけてお礼をするという話もわりとよく聞きます。 このように謝礼の内容にはいろいろありますが、金品だけが謝礼ではありません。感謝の気持ちを伝えることが一番なので、子どもからのお礼の手紙を添えて渡すのをおすすめします。お金のためだけの仕事ならば他にもあるところを家庭教師という仕事を選んでいる先生にとってはやはり何と言っても教え子からの手紙が一番うれしいものです。

謝礼はどのタイミングで渡せばいいの？

お世話になった感謝の気持ちで渡す謝礼ですが、家庭教師の先生は合格が決まる前に最後の指導が終わってしまうケースがほとんどです。そのため謝礼を渡したいと思っても渡す機会がありません。もし住所がわかる場合は、合格の報告、謝礼とともに子どもの手紙を同封して送る方法でもいいでしょう。

しかし最近は住所を知らせたくないという考えも浸透しているので難しいところですね。個人的にお願いしている家庭教師ならば住所がわかっている場合もあるかもしれません。また長く教わっている先生ならば年賀状のやり取りなどで住所がわかる場合もあると思います。住所がどうしてもわからない場合は、合格の報告を直接子どもからさせたい、ということで先生と直接会える時間を作ってもらいましょう。

どちらにしても、先生に直接お礼ができるように考えましょう。家庭教師の派遣会社やセンターなどに送ると先生には渡されない場合もあるそうです。